開催日 2025年9月28日(日)
開催地 名古屋・IGアリーナ
第14試合 ライト級タイトルマッチ 5分3R | 〇 ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ✕ 堀江圭功 | 1R 1:40 リアネイキッドチョーク |
第13試合 フェザー級タイトルマッチ 5分3R | 〇 ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. ✕ ビクター・コレスニック | 1R 0:33 TKO(右ストレート⇒パウンド) |
第12試合 RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦 5分3R | 〇 扇久保博正 vs. ✕ アリベク・ガジャマトフ | 判定3-0 |
第11試合 RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦 5分3R | 〇 元谷友貴 vs. ✕ 神龍誠 | 判定3-0 |
第10試合 RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦 リザーブマッチ 5分3R | ✕ 伊藤裕樹 vs. 〇 山本アーセン | 判定0-3 |
第9試合 RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント 決勝 5分3R | ✕ マレク・サモチュク vs. 〇 アレクサンダー・ソルダトキン | 判定0-3 |
第8試合 バンタム級 5分3R | ✕ 佐藤将光 vs. 〇 ダニー・サバテロ | 判定1-2 |
第7試合 バンタム級 5分3R | 〇 梅野源治 vs. ✕ 芦澤竜誠 | 判定3-0 |
第6試合 フェザー級 5分3R | 〇 高木凌 vs. ✕ 三宅輝砂 | 判定3-0 |
第5試合 ライト級 5分3R | 〇 矢地祐介 vs. ✕ 芳賀ビラル海 | 2R 2:10 リアネイキッドチョーク |
第4試合 フェザー級 5分3R | 〇 鈴木博昭 vs. ✕ ファン・イェーロウ | 判定2-1 |
第3試合 フライ級 5分3R | 〇 冨澤大智 vs. ✕ 平本丈 | 判定2-1 |
第2試合 100.0kg 5分3R | ✕ 金田一孝介 vs. 〇 チャートゥ・バンビロール | 判定0-3 |
第1試合 フェザー級 5分3R | ✕ 大和哲也 vs. 〇 奥山貴大 | 1R 4:10 腕ひしぎ十字固め |
OPENING FIGHT 第4試合 ライト級 5分2R | ✕ 太田将吾 vs. 〇 Street♡★Bob洸助 | 判定0-3 |
OPENING FIGHT 第3試合 バンタム級 5分2R | ✕ 山木麻弥 vs. 〇 石坂空志 | 判定0-3 |
OPENING FIGHT 第2試合 フライ級 5分2R | ✕ 佐藤執斗 vs. 〇 小林大介 | 判定0-3 |
OPENING FIGHT 第1試合 フェザー級 5分2R | 〇 YUHEI vs. ✕ 脇田仁 | 判定3-0 |
第14試合(ライト級タイトルマッチ)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs 堀江圭功
試合序盤は堀江が前に出てパンチを放ち、先手を取る。
だがサトシは一気にタックルで組み付き、そのままバックポジションへ移行。立った状態のまま背中に張り付くと、堀江の防御をかいくぐりながら腕を首元に差し入れる。必死に耐える堀江だったが、サトシが絞めを完成させるとタップアウト。
フィニッシュは1R1分40秒、リアネイキッドチョーク。
サトシが圧倒的な強さで試合を終わらせ、5度目の防衛に成功。
ライト級王者としての絶対的な存在感を見せつけた。
第13試合(フェザー級タイトルマッチ)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs ビクター・コレスニック
試合開始直後からシェイドゥラエフは一歩も引かずに前進。圧力をかけながら間合いを詰め、コレスニックをロープ際に追い込む。右ストレートがヒットすると、コレスニックはぐらつき、そのまま崩れる。上から一気に畳みかけたパウンドに、レフェリーがすぐさま割って入り試合終了。
決着はわずか1R33秒。挑戦者に反撃の隙を与えぬ圧倒的な強さで王座を守ったシェイドゥラエフは、デビュー以来の無敗を継続。タイトルマッチとは思えぬ早さで幕を閉じ、改めて「この階級を誰が止められるのか」という存在感を示した。
第12試合(RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦)
扇久保博正 vs アリベク・ガジャマトフ
1R、扇久保が序盤からタックルを仕掛けるも、ガジャマトフに切られる展開。それでも蹴り足を掴んでテイクダウンに成功し、得意のトップポジションから圧をかける。上からパンチを打ち込むが、ガジャマトフも下から細かい打撃で応戦。立ち上がってもしつこく組み付く扇久保は、相手を逃がさずに消耗させていく。終盤はガジャマトフが打撃を当てる場面も作ったが、全体としては扇久保の圧力が光った。
2R、ガジャマトフがテイクダウンを切りはじめ、対応力を見せる。スタンドの差し合いから膝を繰り出すなど、流れを変えようとするが、扇久保は執念のタックルで何度も組み付く。なかなか倒せなかったものの、粘り強く投げを仕掛けてついにテイクダウン。ハーフガードからマウントに移行すると、パウンドを連打。ベテランらしい試合運びでペースを握った。
3R、ガジャマトフは打撃で勝負をかけたいが、扇久保はカウンターで組み付いて自由を与えない。ロープ際の差し合いから崩してテイクダウンを奪うと、ハーフからポジションをキープ。肩固めも狙いながら上から細かい打撃を落とし続け、主導権を譲らなかった。
ガジャマトフのパワーを封じ、自らの土俵に持ち込んだ扇久保が3-0で勝利。フライ級トーナメント決勝へ駒を進め、元谷友貴とのベテラン対決が決定した。
第11試合(RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦)
元谷友貴 vs 神龍誠
1R神龍がタックルで仕掛け、コーナー際で持ち上げて叩きつけると、そのままバックを狙いながらヒザも交える。元谷はスタンドに戻してパンチを返し、強烈なローも織り交ぜて盛り返す。終盤は互いに打撃を当て合い、初回は拮抗したまま終了。
2Rは元谷が前に出てギロチンを仕掛けるが、神龍は冷静に対応して逃れる。スクランブルが続く中、神龍もしつこく足を狙うが切れない。逆に元谷がテイクダウンを奪い、バックから四の字で首を絞めにかかる。極まりかけたが神龍が粘り強く防御。スタンドに戻ると元谷が圧を強め、手数と攻勢で印象を残した。
最終ラウンドはローの打ち合いからスタート。神龍がタックルで押し込み上を狙うが、元谷はギロチンを幾度も仕掛けて脅かす。神龍もトップを取りながら削ろうとするが、下からのパンチやサブミッション狙いで元谷が休ませない。終盤は神龍がバックを取るも、元谷が柔軟に対応し決定打を許さず。
判定は3-0で元谷。グラウンドでの仕掛けとスタンドでの積極性を評価され、見事に決勝へ駒を進めた。
第10試合(RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 2回戦 リザーブマッチ)
伊藤裕樹 vs 山本アーセン
1R開始直後に伊藤が飛び膝を仕掛けて攻勢に出るが、山本は冷静にかわしてタックル。何度も組みに入り、テイクダウンから上を奪うとパウンドや肘を落とし、さらにバックを狙ってコントロール。伊藤も立ち上がるが、ラウンドの主導権は山本が握った。
2Rに入ると、伊藤は打撃で突破口を探すが、山本は変わらずタックルを繰り返し、ロープ際やグラウンドでポジションを制する。伊藤が一瞬バックを奪う場面もあったが、山本がすぐに正対して上を取り返し、パウンドを重ねる。終盤もスクランブルを制したのは山本だった。
最終ラウンドも山本の展開。胴タックルからスタンドでのバックコントロールに移行し、時間をかけて相手の動きを封じる。終了間際には持ち上げて叩きつけ、さらに攻勢を強調。最後まで組みの圧力を落とさず戦い抜いた。
結果は 判定3-0で山本アーセン。タックルとグラウンドコントロールを軸に試合を支配し、フライ級GPリザーブマッチを制した。

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第9試合(RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント 決勝)
マレク・サモチュク vs アレクサンダー・ソルダトキン
1Rソルダトキンは細かいパンチの連打でリズムを作り、サモチュクはローを返して応戦。ジャブで顔をカットされたサモチュクに対し、ソルダトキンも脚にダメージを抱えながら前に出続ける。
2Rはサモチュクのカーフが効き始め、ソルダトキンの足は赤く腫れる。しかしソルダトキンは後退せず、手数を維持して打ち返す。スピニングキックの失敗から一時的に下になった場面もあったが、大きな劣勢にはつながらなかった。
3Rは互いに疲れが見える中でもスタンドの攻防が続く。サモチュクが右フックで圧力をかける場面もあったが、ソルダトキンはジャブを突きながら崩れず、最後まで前に出て主導権を譲らなかった。
判定3-0のでソルダトキンがトーナメントを制し、大晦日にライアン・ベイダーへの挑戦権を手にした。
第8試合
佐藤将光 vs ダニー・サバテロ
1Rは佐藤が蹴りを合わせて攻勢を見せ、サバテロをふらつかせる場面も作ったが、持ち前の粘り強いレスリングで巻き返したサバテロがテイクダウンを奪ってラウンドを締める。
2Rに入るとサバテロがしつこいタックルで主導権を取り、スタンドとグラウンドを行き来しながら攻め続ける。佐藤は巧みに立ち上がるが、攻め返す場面は少なく、有効打も乏しい展開に。
3Rもサバテロのスタミナが光り、テイクダウンからトップを維持して細かいパウンドを重ねる。佐藤は下からの攻撃やスイープで脱出を狙ったものの、終盤までサバテロが試合を支配。
豊富なスタミナと組み力で3ラウンドを通じて攻め続け、2-1でサバテロが勝利。
第7試合
梅野源治 vs 芦澤竜誠
序盤から芦澤がパンチを振り切って距離を詰め、梅野も真っ向から打ち返す激しい立ち上がり。組みの攻防では梅野が倒して上を取るが、芦澤が体を返して切り返す。そこから梅野は三角絞めや肘を織り交ぜ、芦澤は強引に抜け出して再びスタンドへ。
2Rは芦澤が前進しながらパンチを振り、梅野は蹴りと肘で迎撃。差し合いの中で梅野がタックルに入り、そこから首を狙ってギロチンを仕掛けるも極まらず。両者ともに削り合いながらも気迫を落とさずに打撃を重ね、会場を沸かせた。
最終ラウンドもスタンド中心の展開。芦澤の反則攻撃により試合が一時中断される場面もあったが、再開後はどちらも最後の力を振り絞って打ち合う。梅野は下からのサブミッション連携で揺さぶりをかけ、芦澤は強引に立ち直って応戦。消耗戦となった一戦は判定に持ち込まれ、3-0で梅野が勝利。MMAでの経験を積みながら確かな成長を見せつけた。
第6試合
高木凌 vs 三宅輝砂
1R三宅は組みつきテイクダウンを試み、スクランブルでバックを狙う場面も。だが高木はうまく回避し、打撃展開へ戻すことに成功。
2Rでは高木が前蹴りやカーフでリズムを崩し、三宅がコーナーで押し込むも、高木のタックルでテイクダウンを奪われる。三宅はがぶられてからバックを取り、ロープ際で攻防が続いた。高木は再び離れて打撃に戻し、有効打を蓄積。
3Rは三宅のカーフ攻撃を防ぎつつ、高木がジャブを中心に主導。三宅も組みで仕掛ける場面が散見されたが、高木の打撃精度とスタミナが最後まで安定しており、 判定3-0で勝利した。
第5試合
矢地祐介 vs 芳賀ビラル海
打撃から始まり、矢地が組みに出たところを芳賀が切り返し、投げでテイクダウンに成功。サイドからヒザを落とし主導権を握るが、矢地もすぐに立ち上がりコーナー際で差し合い。互いにテイクダウンを狙うが決め手なく、レスリングの攻防が続いた。
2Rは芳賀が前に出てパンチから組みに行くも、矢地が体勢を入れ替えてバックを奪取。そのまま崩しながら四の字で固めると、リアネイキッドチョークを深く差し込み、タップを奪う。2R2分10秒、矢地が一本勝利。 崖っぷちと評された中で見せた完勝劇となった。
第4試合
鈴木博昭 vs.ファン・イェーロウ
1R、開始直後の膝とパンチ連打でイェーロウが圧力。鈴木はガードで凌ぎつつカウンターを差し返す。
2Rは冒頭のローブローで一時中断ののち再開。以降は鈴木がローを軸に組み立て、打ち合いでは要所でボディやフックを返して優勢に。
3Rもローを刻みつつ上下に散らして主導。終盤、イェーロウの膝での盛り返しも決定打はなく、鈴木が2-1のスプリット判定勝ち。
第3試合
冨澤大智 vs 平本丈
1Rは平本がテイクダウンからバックを奪い、チョーク寸前まで迫る展開で冨澤は辛くも凌ぐ。
2Rは打撃戦に移り、互いにローやジャブを出し合う拮抗したラウンド。
最終Rは冨澤が前に出て手数を増やし、有効打を積み重ねて主導権を掌握。
平本も粘り強く打ち合ったが、最後は冨澤が印象を取り返し、判定2-1で勝利を収めた。
第2試合
金田一孝介 vs チャートゥ・バンビロール
序盤からフィジカルの強さを見せつけたバンビロールが主導権を握る。
打撃のプレッシャーで圧をかけつつテイクダウンに持ち込み、上のポジションから試合を支配した。金田一も反撃を狙ったが有効打を与えるには至らず。
試合は最後までバンビロールが攻勢を維持し、判定3-0で勝利。
持ち味のパワーを前面に出し、初来日で白星を飾った。
第1試合
大和哲也 vs 奥山貴大
K-1元王者の大和と、シュートボクシング王者の奥山。
共に打撃をバックボーンに持つ一戦は、奥山は冷静に組みへ入りテイクダウンに成功。大和も立ち上がりを狙ったが、グラウンドでの差が徐々に顕著に。サイドからマウントを奪った奥山は、腕を狙う動きで圧をかけ、1R4分10秒で一本勝ち。
打撃戦の画を予想させつつも、寝技で勝負をつけた試合だった。
