8月16日(日本時間17日)、シカゴのユナイテッド・センターで開催された「UFC 319: du Plessis vs. Chimaev」にて、元RIZINバンタム級王者・朝倉海(日本/JAPAN TOP TEAM)が、フライ級11位のベテラン・ティム・エリオット(米国)と対戦し、またも一本負けを喫した。
UFC参戦2連敗で、巻き返しは一歩及ばなかった。
試合はメインカードのオープニングを飾る一戦に。
1R、試合開始から朝倉は右のストレートやアッパーでエリオットを狙い打つ場面もあった。距離を詰めた打撃戦には手応えがあったが、終盤にエリオットが見事なタックルを決め、テイクダウンに成功。朝倉は下からしのいで1R終了。
2R、再びエリオットがタックルからグラウンドへ持ち込む。朝倉はディフェンスを試みたが、エリオットはマウントを奪い、体重を乗せながらギロチンチョークを極めていく。終盤、朝倉は粘ったものの4分39秒でタップアウト。
朝倉は8ヶ月ぶりのUFC復帰戦だったが、ベテランの多彩なグラップリングに翻弄された形。兄・未来と同様に日本で絶大な支持を集める朝倉だが、現時点ではUFCの厳しさを改めて痛感させられる結果となった。
